

今や「食」はファッションであり、アミューズメントと言われるように、おしゃれな店が次々と生まれ、その斬新なスタイルやテイストがマスコミを賑わせない日はありません。しかしその外観の格好よさに比較して料理が負けている、心が負けているお店が多いといったら言い過ぎでしょうか。

大阪天満の商店街で食堂を経営する両親の元で、小さいころから店を手伝い、朝早くから夜遅くまで働く両親の背中を見て育った私にとって、食堂は商売の厳しさと面白さを実地で教えてくれるもうひとつの学校でした。そんな中で教えられたのが、美味しさとは料理人だけが作るのではないということ。環境や雰囲気、サービスも含めたトータルバランスこそが大切だということを知りました。

あたりまえのものをあたりまえに提供する。温かいものは温かくお出しする。そして、感謝をほんのわずかな一言を添えること。それでお客様にどれだけ喜んでいただけるか。いかにお客様の気持ちが分かるかを学んだことが私の一番の財産です。たとえば家族のために一所懸命食事をつくるお母さんのように、お客様の喜びを自分の喜びと感じ、真心を込めること、そしてお客様に感動していただくことが何よりも大切なのです。



これまで飲食一筋に生きてきて、数多くの業態を立ちあげ、失敗もたくさん経験してきました。そのたびにいろいろな人に助けられ、随分と遠回りをしてきたからこそ、今の自分があるのだと感謝しています。現在FC展開をすることで、たくさんのオーナーの方々と知り合い、いろいろな飲食経営の考え方にふれることで僕自身が改めて飲食の原点に返って学び直しています。

そんな経験者の立場から見ると、まだまだ経営上の問題で悩んでいるオーナーさんがいかに多いかに気づかされます。そうした方々に少なからぬ成功や失敗経験から培ったノウハウをお伝えし、フランチャイズという手法を使って成功に導き、一緒に喜びを分かち合いたい。

また、それだけのことをしなければという責任も感じています。幸い当社は「まいどおおきに食堂」という一つの太い幹をもち、そこからたくさんの枝葉となる業態を派生させていく業態開発力においても日本一を自負しています。心身の健康を育む日常食、安全に安心して生活に不偏に取り入れていただける“基準食”となるよう、全国展開をビジョンに掲げ、大衆というカテゴリーにおいて日本一の“食べもん家”となります。 |
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